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グリーンブックのピアニストのドン役の俳優は誰?マハーシャラ・アリの過去の出演作についても

映画

人種差別が合法な時代の1960年代のアメリカを舞台に、天才黒人ピアニストと白人運転手が旅を続ける映画『グリーンブック』。

見事、アカデミー賞作品賞を受賞しました。

ピアニストのドクター・ドナルド(ドン)・シャーリーを演じるのは、マハーシャラ・アリ。

良く見かけるようになったアリですが、どんな俳優なのでしょう?

他にはどんな作品に出演しているのでしょうか?

これらについて気になり、調べたので紹介します。

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ドナルド・シャーリーとは

ドンは有名な黒人ピアニストで、アメリカ中西部と南部でのコンサートツアーを計画しています。

その運転手を探して、ナイトクラブで用心棒をしていたイタリア系のアメリカ人トニー・バレロンガと出会い、彼を運転手として雇うことを決め、2人は、ツアーに出ます。

ドンはピアノの英才教育を受け、大学も卒業しており、知的で落ち着いた人物です。

ドンは、トニーの粗暴な振る舞いに嫌気が差し、もっと落ち着いた振舞いを求めますが、トニーはそれを嫌がり、2人は衝突します。

ドン・シャーリーは、実在の人物で、1927年に生まれ、2013年に亡くなりました。

2歳からピアノを習い始め、著名な演奏家に師事し、クラシックやジャズのピアニストとして有名になります。

シャーリーは、1960年代に、自分の演奏が、人々の心を帰ることができるとの信念の元に、多くのコンサートツアーに出ます。

映画『グリーンブック』は、ちょうど、そのころのドン・シャーリーを描いています。

ちなみに“ドクター”シャーリーと呼ばれ、音楽、心理学などで博士号を取得したと言われていますが、実際に博士号を取得したのではなく、彼の実績のための名誉を込めた呼び方のようです。

ドンを演じるマハーシャラ・アリはどんな俳優?

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マハーシャラ・アリは、1974年アメリカ・カリフォルニア生まれの俳優です。

演技を始めたのは遅く、大学を卒業し、企業に入社し、その後、退社してからです。

退社後、ニューヨーク大学の大学院で演技の修士学位を取得し、翌年、テレビシリーズに出演します。

その後、映画にも出演し始め、2008年には、デヴィッド・フィンチャー監督、ブラッド・ピット主演というメジャーな映画『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』(原題:The Curious Case of Benjamin Button)に出演します。

アリは、ブラッド・ピット演じるベンジャミンの育ての親ティジーを演じます。

この映画での演技により、全米映画俳優組合賞のアウトスタンディング演技賞にノミネートされ、注目されます。

その後は、テレビや映画に出演を続けます。

中でも、ネットフリックスでのシリーズ『砂上の楼閣』(原題:House of Cards)での出演で有名です。

話題作『スパイダーマン: スパイダーバース』では声優を務めています。

マハーシャラ・アリの過去の出演作は?

マハーシャラ・アリは、過去にどんな作品に登場しているのでしょうか?

代表作を紹介します。

「ハンガー・ゲーム FINAL」シリーズ

『ハンガー・ゲーム FINAL: レジスタンス』(原題:The Hunger Games: Mockingjay – Part 1)は2014年の、続く『ハンガー・ゲーム FINAL: レボリューション』(原題:The Hunger Games: Mockingjay – Part 2)は、2015年のアメリカのSF戦争冒険映画です。

「ハンガー・ゲーム FINAL」の2作は、スーザン・コリンズの小説『ハンガー・ゲーム』の3部作の最終作『ハンガー・ゲーム3 マネシカケスの少女』を原作とする2部作の映画です。

「ハンガー・ゲーム」は、独裁国家と化した近未来アメリカを舞台としていて、貴族的特権を持つ人々が自分たちへの反乱を抑止するために他の地区の住人に強制参加させる殺人サバイバルゲーム「ハンガー・ゲーム」を軸に描かれます。

アリは、ある地区の指導者であるコイン首相の右腕として働くボッグズ大佐を演じています。

『ムーンライト』

『ムーンライト』(原題:Moonlight)は、2016年公開のアメリカのドラマ映画で、タレル・アルヴィン・マクレイニーの原作を原案としています。

映画は、主人公シャロンの人生における3つの段階、少年期、青年期、初期成人期を描き、彼の成長をテーマとして扱います。

この映画は、批評家から絶賛され、ゴールデングローブで5部門にノミネートされ、映画部門作品賞を受賞します。

さらに、アカデミー賞でも8部門でノミネートされ、作品賞と脚色賞を受賞しています。

アリは、シャロンの少年期に登場するコカインの売人フアンを演じます。

フアンは、引っ込み思案の少年シャロンが、ただ1人の友人以外に多くの時間を費やす唯一の人物であり、シャロンに人生について色々教える役を担います。

アリは、出演時間はわずか24分にもかかわらず、フアンの演技で、アカデミー賞助演男優賞にノミネートされ、見事受賞し、一気に注目を浴びます。

24分の出演での助演男優賞の受賞は、過去10年間で最短であり、強烈な存在感と名演技がうかがえます。

『アリータ: バトルエンジェル』

『アリータ: バトルエンジェル』(原題:Alita:Battle Angel)は、2019年のアメリカのSF映画です。

製作はジェームズ・キャメロン、監督ロバート・ロドリゲスで、日本の1990年代の漫画『銃夢』の実写化作品です。

舞台は架空の町で、主人公の少女アリータは、別の惑星からやってきた、驚異的な格闘術を持つサイボーグです。
映画では、アリータを含め、多くのサイボーグたちが登場し、サイボーグたちの格闘ゲーム「モーターボール」が催されています。

アリは、「モーターボール」のオーナーで、ある人物に仕えて悪事を繰り広げ、ゆくゆくはアリータを狙います。

まとめ

・マハーシャラ・アリは、1974年カリフォルニア生まれの俳優で、演技を始めたのは遅く、大学卒業し、会社勤めをしてからです。

・『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』(原題:The Curious Case of Benjamin Button)でメジャーな役を演じ、全米映画俳優組合賞のアウトスタンディング演技賞にノミネートされます。

・アカデミー賞作品賞と脚色賞を受賞した『ムーンライト』での出演で、アカデミー賞助演男優賞を受賞します。

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