1992年のディズニーのアニメーション映画『アラジン』の実写版が制作されましたね。
ディズニーのアニメーション映画の中でも人気の高い『アラジン』の実写版となれば、自然と注目が集まります。
アニメの実写版って、キャラを誰が演じるのか、俳優はアニメでのイメージに近いのか、それとも全然違ったらどうしよう、などと、とても気になりませんか?
実写版のアラジンを演じるのはメナ・マスードです。
「??」。
失礼ですけど、アラジンの配役が発表された時点でも、公開の時点でも、お目にかかったことがない俳優ではないでしょうか。
そんなメナ・マスードはどんな俳優なのか?
過去にはどんな作品に出演しているのか?
これらを調べたので、紹介します。
アラジンとはどんな人物?
アラジンは、アグラバーの街で、相棒の猿であるアブーとともに暮らしている青年です。
生活は貧しく、市場で盗みを働く暮らし。
しかし、アラジンは、いつか人生を変え、自分の居場所を見つけることを待ちわびています。
ある日、偶然出会った王女ジャスミンに身分違いの恋をしてしまいます。
アラジンを演じるメナ・マスードはどんな俳優?
マスードは、1991年エジプト出身の俳優です。
3歳の時にカナダに移り住み、オンタリオ州マーカムで育ちます。
カナダのライアソン大学の著名な演劇プログラムで演技を学び、卒業後は、カナダやアメリカのテレビシリーズに出演します。
1話のみの登場から始まり、(準)レギュラー出演する役を経て、2011年のテレビアニメ『The 99』の主要キャラクターの声優を務めるようになります。
広く知られるようになったのは、アメリカのテレビ・チャンネル、ティーン・ニックとカナダのテレビ・チャンネルABCスパークで2015年に放映されたテレビドラマ『Open Heart』です。
マスードは、『Open Heart』で準レギュラー出演するキャラを演じます。
2015年からは、映画にも出演し始めます。
しかし、出演している映画はショートフィルムが多く、大作の出演経験はありません。
アラジン役は、オーディションによって獲得されました。
オーディションは、世界各国の約2000人が役を求めて参加し、その中から、まだ無名のマスードが抜擢されます。
無名なのも無理なく、アラジン役に起用されたときまでに、ドラマや映画で主役を演じたことがなく、初の主役が大きな話題作である実写版『アラジン』という、まさにサクセスストーリーを体現したのです。
中東が舞台の主人公アラジンを、中東出身でない俳優が演じることに賛否両論がありましたが、2000人を勝ち抜いた程ですから、マスードはアラジンのイメージに合っていると思うのですが、皆さんはどう感じますか?
『アラジン』といえば、かの名曲「ア・ホール・ニュー・ワールド」ですが、実写版でも、アラジンとジャスミンが歌うシーンがあります。
アラジン役には歌唱力が求められ、マスードは、この点、見事な歌声を披露します。
これも、アラジン役を勝ち取った理由の1つなのでしょう。
メナ・マスードの他の出演作は?
メナ・マスードは、他にどんな作品に登場しているのでしょうか?
代表作を紹介します。
『Open heart』
『Open heart』は、アメリカとカナダで2015年に放映されたテレビドラマです。
物語の主人公は、16歳のダイアン・ブレク。
ダイアンは、不法侵入と車の窃盗の罪で、裁判所により、オープンハート病院での奉仕活動を命じられます。
オープンハートは、ダイアンの母や姉が医師で、祖父母が理事を務める病院で、ここは行方不明の父が最後に目撃された場所でもあり…
マスードは、病院でボランティア活動をしている人たちの監督をしており、ダイアンの親友が恋する相手ジャレド・マリクを演じます。
『ジャック・ライアン』
『ジャック・ライアン』は、2018年のアメリカのテレビドラマです。
別名として、『トム・クランシー/ CIA分析官 ジャック・ライアン』とも呼ばれます。
『ジャック・ライアン』は、アメリカの作家トム・クランシーの小説シリーズのキャラクターであるジャック・ライアンに基づいており、繰り返し映画化されている人気のシリーズです。
『ジャック・ライアン』はAmazonプライムビデオのオリジナル作品で、2018年からシーズン1が配信されています。
CIAでデスクワークについていたジャック・ライアンは、あるパターンを繰り返す不審な資金の移動を見つけ、新任の上司によって、現場の仕事に放り込まれます。
ライアンと上司は、アメリカと、その同盟国を狙う新興勢力のテロリストとの戦いに巻き込まれ…
マスードは、ライアンのCIAの同僚であり、ライアンの友人でもあるタレク・カッサーを演じます。
『Run This Town』
『Run This Town』は、2019年のアメリカとカナダ合作のドラマ映画です。
実在のカナダはトロントのお騒がせ元市長ロブ・フォードにまつわるスキャンダルを題材とした映画です。
ロブ・フォードは、品格を欠き、暴言を吐き、在職中のコカイン吸引を強行に否定しながら、証拠のビデオの存在が明るみに出ると、ついに吸引を認めるといった、世間を騒がせた人物です。
ただし、映画は脚色がなされており、事実に基づいた伝記映画ではありません。
スクープ記事を書きたいと希望しながらデスクワークをしている新人新聞記者ブラムは、フォード市長のスキャンダルを偶然知ることになります。
ブラムは、市長のスキャンダル記事を執筆するために、市長の2人の側近に接触を試みますが…
マスードは、市長の側近の1人カマルを演じます。
まとめ
・マスードは、1991年エジプト出身のカナダ人俳優です。
・大学で演技を学んだ後、アメリカやカナダのTVドラマに出演し、ショートフィルムなどにも出演します。
・世界各国の参加者の中からオーディションでアラジン役を獲得します。
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