本国アメリカや中国でも大変なヒットを記録した映画『スパイダーマン:スパイダーバース』
この映画は、コミックを原作としています。
コミックも映画も、たくさんのスパイダーマンが登場します。
登場するスパイダーマンたちは、様々な個性を持っています。
映画では、原作ほどではありませんが、何人かのスパイダーマンが登場します。
映画版のスパイダーバースには、どんなスパイダーマンが登場するのでしょう?
全てのスパイダーマンについて特徴を紹介します。
スパイダーバースの設定について
スパイダーバースは、コミックも原作も、複数のスパイダーマンが登場します。
これって不思議な話ですよね。
私たちの世界では、みな、1人の存在で、スーパーヒーローでもそう期待します。
フィクションだからと、何の設定もなしに、無秩序にスパイダーマンを登場させているわけではありません。
きちんと設定があって、スパイダーバースは多元宇宙を舞台として、地球を舞台にしているものの、少しずつ異なる複数の世界に様々なスパイダーマンがいるという設定です。
多元宇宙は、物理学などで理論的に存在すると考えられていて、突拍子も無いものではありません。
多元宇宙は、私たちの世界に良く似ているけど、少しずつ何かが違うパラレルワールドと考えると、分かりやすいと思います。
スパイダーバースでは、多元宇宙のスパイダーマンたちが、普段は会うことが無いけれど、同じ世界で出会うという物語です。
映画のスパイダーバースのスパイダーマンの種類の一覧
コミックを読んだ人には、おなじみの様々なスパイダーマンたち。
しかし、読んでいない人には、初めて目にするスパイダーマンばかりです。
そんなスパイダーマンたちを紹介します。
原作では、どの世界の住人なのかもきちんと設定されていて、アース-###といった###に入る番号で特定されます。
スパイダーマン(マイルス・モラレス)
本作の主人公です。
マイルス・モラレスは、ブルックリンに済む高校生で、突然変異したクモにかまれて、特殊な能力を得ます。
映画で描かれる物語の中で始めて特殊能力を獲得するので、まだ、能力を上手く使いこなすことができません。
マイルスのいる世界が、本作の舞台で、ここに、別の次元から他のスパイダーマンたちが訪れます。
原作では、アース-1610の住人です。
スパイダーマン(ピーター・パーカー)
私たちが良く知っている、一般的でオリジナルのスパイダーマンです。
実験中の特殊なクモに指されて、クモのような超能力を持った、高校生ピーター・パーカーによるスパイダーマンです。
これまでの実写版の『スパイダーマン』、『スパイダーマン2』、『スパイダーマン3』は、この基本的なスパイダーマンを描いたものです。
ちなみに、『アメイジング・スパイダーマン』は、『スパイダーマン』とは別の世界の話です。
映画では、まさに多元宇宙らしく、別々の次元のピーター・パーカーが登場します。
どちらの世界でも同じピーター・パーカーがスパイダーマンをやっている別々の世界があるということですね。
原作ではアース-616の住人です。
スパイダーグウェン
スパイダーグウェンの本名は、グウェン・ステイシーという女性で、原作ではアース-65の住人です。
グウェンは、彼女の元の世界では、ピーターのかつての彼女です。
グウェンは、ピーターが主役の実写版『スパイダーマン3』で登場しています。
もちろん、『スパイダーマン3』の世界では、グウェンは普通の人間です。
スパイダーグウェンのいる世界では、ピーターが特殊なクモにかまれるのではなく、グウェンがクモにかまれて特殊能力を獲得します。
コスチュームの色使いも、オリジナルピーターのものや、モラレスのものとだいぶ違っています。
見た目も、マスクをして顔が見えないのは、普通のスパイダーマンと同じです。
さらに、トウシューズを履いています!
原作コミックでは、スパイダーグウェンは黒いスニーカーを履いています。
しかし、映画版では、グウェンはバレエダンサーであるという設定を与えられ、このため、スパイダーグウェンでいる間、トウシューズを履いています。
映画でのスパイダーグウェンは、バレエダンサーである長所を生かした動きを見せます。
スパイダーマン・ノワール
スパイダーマン・ノワールは、スパイダーマンをフィルム・ノワール風に描いくと、こうなるという設定で誕生したスパイダーマンです。
フィルム・ノワールは、フランス語で「暗い映画」を意味し、1940年代前半から1950年代の後半にかけて主にアメリカで製作された犯罪映画のことです。
スパイダーマン・ノワールは、白黒の世界に住むスパイダーマンで、スパイダーバースの世界でも濃淡付きの白や黒のみの色彩をしています。
スパイダーマン・ノワールは、1930年代に生きており、大恐慌のギャングと戦っています。
スパイダーマン・ノワールの本名は、ピーター・パーカーですが、オリジナルのスパイダーマンのピーターと異なり、調査を行うレポーターをしています。
原作では、スパイダーマン・ノワールは、アース-90214の住人です。
スパイダーハム
スパイダーハムは、人間の言葉を話すブタのスパイダーマンです。
本名は、ピーター・ポーカーです。
パーカーではありません。
スパイダーハムの「ハム」は、誰もが想像する通り、おそらく食べ物の「ハム」から来ています。
原作では、マーベルコミックスのキャラクターを動物化したパロディ世界の住人で、他のスパイダーマンたちが、後天的にクモの能力を得たのに対して、スパイダーハムは人っぽいクモが後天的にブタの力を得て生まれました。
原作では、スパイダーハムは、アース-8311の住人です。
スパ//ダー
スパ//ダーは、「/」が入っていてどう読むのか分かりませんが、原語でも、”SP//dr”と綴り、やはり読めません。
スパ//ダーは、人ではなく、ペニー・パーカーという名の14歳の少女が乗り込むパワードスーツです。
原作では、ペニー・パーカーとスパ//ダーはアース-14512の住人です。
スパイダーマン以外のキャラの一覧
スパイダーマンたち以外の登場キャラの一覧を、ネタバレとならないように簡単な特徴とともに紹介します。
・メイ・パーカー
スパイダーマンではおなじみの、ピーター・パーカーの叔母さんです。マイルスの世界にも存在しています。
マイルスの世界にも存在しており、スパイダーマンたちを導き、支援します。
・ジェファーソン・デイビス
マイルスの父親で、体格の良い警察官です。
・リオ・モラレス
マイルスの母親で、病院で看護師として働いています。
・アーロン・デイビス
マイルスの叔父で、兄弟のジェファーソンが警察官であるのに対して、悪事を働いています。
・ウィルソン・フィスク
悪名高い犯罪組織のボスです。
・ヴァネッサ・フィスク
ウィルソンンの妻です。
・オリヴィア・オクタヴィアス
ウィルソンによって後援されるAlchemax社の科学者です。
・グリーン・ゴブリン
実写版映画でもスパイダーマンの宿敵として登場する、緑色のゴブリンのような姿をした敵です。
・スコーピオン
「サソリ」の名のごとく、全身緑色のサソリ型のスーツをまとい、サソリの尾のようなスーツの尾を操る敵です。
・トゥームストーン
ウィルソンの手下の1人で、超人的な強さ、スピード、スタミナを持っています。
名前の意味は「墓石」です。
まとめ
・『スパイダーマン:スパイダーバース』には、主人公マイルスによるスパイダーマン、ピーターによるスパイダーマン、スパイダーグウェン、スパイダーマン・ノワール、スパイダーハム、スパ//ダー(ペニー・パーカー)が登場します。
・スパイダーマングウェンは、ピーターがスパイダーマンでない世界でのピータのかつての彼女です。
・スパイダーマン・ノワールは、フィルム・ノワール風の1930年代のスパイダーマンです。
・スパイダーハムは、人間の言葉を話すブタのスパイダーマンです。
・スパ//ダーは、ペニーが乗り込むパワードスーツです。
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