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映画「アリータ」のキャラの名前の由来や設定は?原作やビジュアルの違いについても

映画

日本の漫画を原作とし、アメリカで製作された映画『アリータ:バトルエンジェル』。

原作の漫画を実写化するにあたり、原作の見た目や設定をそのままのキャラもいれば、だいぶ違ったものになるキャラもいるのが普通です。

「アリータ」では、どうなっているでしょう。

映画に登場するキャラの名前の由来や設定はどうなっているのか?

原作と映画とでビジュアルの違いはどうなっているのか?

これらの点について紹介します。

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『アリータ:バトルエンジェル』について

「アリータ」は、日本の1990年代の漫画『銃夢』を原作として、アメリカで製作された実写映画です。

『銃夢』は、驚異的な格闘能力を持つサイボーグ少女を描いたSF漫画です。

映画「アリータ」が直接基づいているのは?

映画「アリータ」のもともとの原作は、『銃夢』です。

しかし、『銃夢』には、英訳のコミックがあり、映画の「アリータ」は英訳のコミックに基づいています。

英語版コミックは、『バトルエンジェル・アリータ』といいます。

コミックは、英訳ですから、もちろん、物語の中身そのものが『銃夢』と変わっているわけではありません。

しかし、一部のキャラの名前が変わっています。

これには、英語圏の人に受け入れやすいものにするなどの理由があります。

主人公アリータからして、『銃夢』でのものと違っています。

映画の「アリータ」は、『銃夢』に直接基づいているのではなく、英語版コミックを直接の原作としています。

このため、主人公の名前も英訳の際に付けられたアリータとなっています。

原作を知らない人には、映画の登場人物に初めて接するので、「こういう人なのだ」と認識すれば済みます。

しかし、原作を知っている人は、かえって映画のキャラを見て「これは『銃夢』の中の誰なんだ?」と混乱するかもしれません。

名前の変更に加えて、キャラの設定なども違っている可能性もあり、ますます混乱しそうですね。

キャラの名前の由来や設定は?

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コミック版の英訳の際の一部のキャラの名称の変更に加えて、映画化にあたり、原作に登場しないキャラも登場します。

映画での主要キャラの名前の由来と、キャラの設定はどうなっているのか見てみましょう。

アリータ

主人公アリータは、アメリカ版コミック「アリータ」の主人公の名前が由来です。

映画ではアリータという名前は、ダイソン・イドの死んだ娘にちなんで名づけられます。

アリータは、映画での設定は、原作に忠実で、極めて高い戦闘能力を持つサイボーグです。

ダイソン・イド

ダイソン・イドは、サイボーグを対象とする医師で、スクラップの山の中で眠っていたアリータを見つけます。

ダイソン・イドの名前は、映画のオリジナルで、アメリカ版コミックでも使われていません。

コミックでは、ダイスケ・イドで、これは、『銃夢』と同じです。

映画での設定は、『銃夢』に忠実です。

チレン

チレンは、イドの元妻で、イドとともに都市ザレムからやってきたのですが、ザレムに戻ることを望んでいます。

チレンは、そういう名前のキャラも相当するキャラも原作の漫画には登場しません。

しかし、映画のオリジナルのキャラかというと、そうではなく、彼女は、銃夢のOVA、オリジナルアニメで登場します。

OVAでの設定は、イドに思いを寄せる、ザレムのかつての住人で、サイボーグの医師です。

映画では、映画用の新たなキャラに元ネタの名前を使った程度の関連しかありません。

設定が大きく異なります。

ベクター

ベクターは、起業家であり、格闘ゲーム「モーターボール」の創始者です。

その立場を利用して、競技者のサイボーグを送り込み、送り込んだサイボーグでアリータを殺すことをもくろみます。

ベクターの名前は、『銃夢』のベクターから来ています。

『銃夢』では、ベクターは、実業家であり、人間の器官を扱う違法なブローカーです。

ザパン

懸賞金ハンターのサイボーグで、アリータを仕留めることを目的としています。

ザパンは、原作に登場するサイボーグに基づいていて、名前も同じで、原作でもハンターをしています。

映画のザパンは、アリータに対する復讐を望んでいて、執念深いことがうかがえます。

この設定は原作でも同じで、『銃夢』でもしつこい性格をしています。

グリュシカ

グリュシカは、都市ザレムの科学者ノヴァに雇われた巨体のサイボーグで、ノヴァの殺し屋として働いています。

グリュシカは、原作漫画には登場しません。

グリュシカは、OVAのオリジナルキャラで、原作漫画『銃夢』の魔角とキヌバを組み合わせたキャラです。

ただし、脳を食べるのを好む魔角の設定を引き継いでいるものの、性格などは、魔角やキヌバより単純化されています。

キャラの原作とのビジュアルの違いは?

上で紹介したキャラの映画でのビジュアルと原作でのビジュアルを紹介します。

キャラによっては、忠実だったり、全然違っていたりと、原作を知っていると、映画を一層楽しめるかもしれません。

アリータ

アリータの画像はこちらです。

『銃夢』ではこのようになっています。

『銃夢』では、かなり古いタイプのサイボーグで、そのため、あの一度見たら忘れない巨大な目を持っています。

目の大きさは原作に由来していて、製作者たちはその設定を生かそうと決めました。

その甲斐あって、アリータは、ほとんど原作のビジュアルのままですね。

ダイソン・イド

イドのビジュアルはこちらです。

原作でのビジュアルはこちらです。

映画でイドを演じるクリストフ・ヴァルツは、映画の撮影の時、61歳です。

一方、原作での年齢は明言されていませんが、30代または40代と言われており、年齢に開きがあります。

それ以外は、おおむね、優しそうな見た目のイメージなどは、映画と原作で同じですね。

チレン

チレンの映画での画像はこちらです。

原作の画像はこちらです。

髪の色などは、全く異なっていますね。

設定も違っているので、似ている必要はないのでしょう。

ベクター

ベクターの映画での画像はこちらです。

一方の原作の画像はこちらです。

映画でのビジュアルは、原作にかなり忠実ですね。

ザパン

映画での画像は、こちらです。

原作でのビジュアルはこちらです。

映画では、モヒカン頭ですが、原作では、逆立った長い髪をしていて、原作と映画とでだいぶ見た目が異なりますね。

グリュシカ

グリュシカの映画でのビジュアルはこうなっています。

かなりの巨体で、凶悪そうですね。

原作の画像はこちらです。

巨体である点は同じですが、だいぶ違うようです。

まとめ

・アリータで、名前以外は、ビジュアルも設定も原作のものに忠実です。

・ダイソン・イドは、原作のイド・ダイスケで、名前以外は、原作に準じています。

・チレンとグリュシカは、OVAのオリジナルキャラクターで、OVAと設定やビジュアルは、あまり近くありません。

・ベクターは、名前、見た目、設定、いずれも、原作通りです。

・ザパンは、名前や設定は原作通りですが、見た目はだいぶ違います。

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