『アリータ:バトルエンジェル』は、サイボーグが主役の架空の世界を描いた映画です。
主人公アリータは、CGで描かれています。
映画のトレイラーや画像が公開されると、「目がでかい!」と話題になりました。
実際のところ、どうなのでしょう?
アリータの目は本当にでかいのか?
何か特別な理由はあるのか?
これらの点について紹介します。
『アリータ:バトルエンジェル』とは
日本のSF漫画『銃夢』を原作とする映画『アリータ:バトルエンジェル』。
製作と脚本は、『ターミネーター』、『タイタニック』、『アバター』などその当時驚きの映像を作り上げた巨匠ジェームズ・キャメロン。
監督はロバート・ロドリゲスです。
普通の人間も登場しますが、アリータは、女優が演じた動きをベースに全てCGで描かれています。
アリータの目はでかいし怖い?
早速ですが、画像はこちらです。
一見して分かるように、アリータの目はとてもでかいです。
画像や予告編が公開されると、目の大きさが注目を集め、「気持ち悪い」、「怖い」という声も上がりました。
製作者によれば、周りの多くの人たちから、「何もそんなに目をでかくしなくても…」といわれたそうです。
最初の予告編の公開は、映画の公開の1年と2ヶ月前で、公開まで時間がありました。
このため、「製作者たちがトレイラーに対する反応を知って、公開までに目を小さくするのでは?」という期待もありました。
トレイラーの公開後であっても、調整を行うことは映画ではよくあることです。
それに、ロケ地で俳優を含めて撮影した映像は、後で撮り直すことはできませんが、CGであれば、微調整は十分可能です。
実際に、一部のメディアでは最初のトレイラーの公開から半年後くらいに、「最初のトレイラーでの映像よりも目が小さくなった」と報道されました。
しかし、比較の結果、変わっていないことが分かりました。
その後も公開までさらに半年以上の期間がありましたが、結局、アリータの目がでかいのは、そのままでした。
怖いや気持ち悪いと評価されても目がでかい理由は?
登場人物の目が実際の人間に比べてでかいのは、日本の漫画やアニメの特徴です。
原作の『銃夢』でも、登場人物たちの目はでかいですが、他の漫画でのものとそれほど変わりません。
ところが、アリータの目は、登場人物の中でも、ひときわ巨大なのです。
アリータは、サイボーグといっても、姿形は人間そのものです。
体は、機械のパーツでできているものの、顔だけは人間と全く変わりません。
目のでかいのを除いては。
原作のアリータの巨大な目が、映画では忠実に再現されています。
これは、製作者たちの強い意向です。
製作者たちは、「漫画のビジュアル」を活かすことを意識したそうです。
さらに、「目は心の窓」であり、窓の大きくすればするほど、観客を登場人物の心の中に引き込めるとの考えから、目をでかくしたそうです。
日本語では「目は口ほどに物を言う」ということわざがあるくらい、目は感情を良く表現しますよね。
映画の中でも、確かに、アリータの際立ってでかい目が、アリータの心情を良く表しています。
ちなみに、アリータのでかい目は、画像で見ると、違和感を感じますが、映像を見続けると、もちろん人によりますが、案外、慣れて気にならなくなります。
不思議なものですね。
『銃夢』の作者木城ゆきとさんも同じ感想を述べられています。
まとめ
・アリータは、リアルに描かれたCGキャラクターで、顔などは人間と同じですが、目だけが巨大です。
・アリータの目がでかいのは、原作漫画の通りであり、これを再現するのは製作者たちの強い意向でした。
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