アリータ:バトルエンジェルの目がでかいし怖い?気持ち悪いとの評価でも大きい理由とは?映画『アリータ:バトルエンジェル』で、アリータの父親代わりをするサイバー医師ダイソン・イド。
イドを演じるのは、クリストフ・ヴァルツです。
ヴァルツのような実力のある俳優が映画に1人でもいると、映画が締まり、「アリータ」をアクションだけが見所のSF映画でない、深みをもたらします。
そんなクリストフ・ヴァルツは、どんな俳優なのでしょう?
他の出演作にはどのようなものがあるのでしょうか?
これらについて気になり調べたので、紹介します。
クリストフ・ヴァルツ演じるダイソン・イドとは?
イドは、サイボーグを扱うサイバー医師であり、スラム街アイアンシティで暮らしていますが、かつては空中都市ザレムの住人でした。
世の中の仕組みを知っていいながら、アイアンシティの住民の力になりたいと考えています。
ある日、顔だけのサイボーグを見つけ、体を与えてアリータと名づけて、一緒に住み始めます。
身寄りのないアリータにとって、イドは、衝突もしますが、大事な父親代わりです。
クリストフ・ヴァルツはどんな俳優?
ヴァルツは、1956年オーストリア出身の俳優で、イギリスのロンドンで暮らしています。
生まれはウィーンで、育ったのもウィーンです。
ドイツ語、英語、フランス語に堪能で、オーストリアやイギリスに限らず、欧米で俳優として活躍していました。
ウィーンで演技を学んだ後、舞台俳優としてキャリアをスタートします。
その後は、テレビで俳優として多く活躍し、テレビ俳優として活動しながら、映画にも出演します。
2009年のクエンティン・タランティーノ監督の『イングロリアス・バスターズ』の出演で注目されます。
この映画の演技で、アカデミー賞助演男優賞を受賞します。
ヴァルツは、その後も、2度目のアカデミー賞助演男優賞を受賞します。
ウィーン生まれ、ウィーン育ちのオーストリア俳優として活躍してきた彼ですが、実はドイツ国籍しか持っていない事実が『イングロリアス・バスターズ』での注目後に広く知られ、オーストリア国民は大変に驚いたそうです。
自国が誇る俳優がオーストリア国籍を持っていないのですものね。
そこで、オーストリア政府は慌ててヴァルツに国籍を与えたのでした。
しかし、本人は、「ウィーンで生まれ、ウィーンで育ち、ウィーンで勉強し、ウィーンで卒業し、ウィーンで俳優を始めた。これ以上何が必要か?」と発言しており、オーストリア人であると自負しており、国籍と言った形式的なことは気にしていないようです。
クリストフ・ヴァルツの過去の出演作は?
クリストフ・ヴァルツは、どんな過去の作品に登場しているのでしょうか?
代表作を紹介します。
『イングロリアス・バスターズ』
『イングロリアス・バスターズ』(原題:Inglourious Basterds)は、2009年のアメリカの映画です。
脚本・監督は、クエンティン・タランティーノで、5章に分けて物語が語られ、舞台は第二次世界大戦中のドイツ軍占領下のフランスです。
ヴァルツ以外に、ブラッド・ピット、メラニー・ロランなどが出演しています。
ヴァルツは、「ユダヤ・ハンター」の異名を持つハンス・ランダ親衛隊大佐を演じます。
ランダは、賢く、礼儀正しいが、自己中心的、狡猾な男で、演じることができない部分があるかもしれないとタランティーノが恐れた難しい役柄で、ヴァルツは、これを見事に演じます。
この演技が高く評価され、アカデミー賞助演男優賞、カンヌ国際映画祭男優賞を受賞します。
ヴァルツは、タランティーノ監督の映画で、アカデミー賞を受賞した唯一の俳優です。
『ジャンゴ 繋がれざる者』
「ジャンゴ (つな)繋がれざる者」(原題:Django Unchained)は、2012年のアメリカ映画です。
脚本と監督は、クエンティン・タランティーノ。
ヴァルツのほかには、ジェイミー・フォックス、レオナルド・ディカプリオが出演しています。
ヴァルツは、タランティーノに相当気に入られたのでしょうか。
再び、彼の映画への出演です。
映画の舞台は、南北戦争直前の奴隷制度が存在するアメリカ南部。
奴隷ジャンゴは、ドイツ人賞金稼ぎであるシュルツに助けられ、シュルツから銃の扱い方と賞金稼ぎの仕事を習います。
シュルツを演じるのがヴァルツです。
この映画は世界で高い評価を得て、アカデミー賞に5部門でノミネートされ、脚本賞を受賞します。
クエンティーノは名作『パルプ・フィクション』以来の2度目の脚本賞の受賞で、『イングロリアス・バスターズ』をも超えて、タランティーノの作品で最高の興行成績を上げます。
ヴァルツもアカデミー賞助演男優賞を受賞し、タランティーノ監督の作品の出演で、2回の受賞に輝くことになります。
『007 スペクター』
『007 スペクター』(原題:Spectre)は、ご存知ジェームズ・ボンドの2015年の映画です。
ダニエル・クレイグ演じるボンドの4作目で、悪役を演じているのがヴァルツです。
ヴァルツ演じるエルンスト・スタヴロ・ブロフェルド、本名フランツ・オーベルハウザーは、謎の世界的組織「スペクター」の首領です。
ボンドの身に降りかかる出来事の黒幕でもあります。
こうしてみると、結構、悪役を演じていますね。
まとめ
・ヴァルツは、オーストリア出身の俳優で、ロンドン在住です。
・舞台、テレビ、映画で活躍し、『イングロリアス・バスターズ』で難しい役柄を演じ切り、アカデミー賞助演男優賞、カンヌ国際映画祭男優賞を受賞します。
・『ジャンゴ 繋がれざる者』でも再びアカデミー賞助演男優賞に輝きます。
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