世界中で記録的な大ヒットを記録の映画『アクアマン』。
アクアマンのポスターのデザインやキャッチコピーがダサいという声が上がりました。
これを聞いて、ピンと来ない人もいると思います。
どういうことでしょう?
『アクアマン』のポスターのデザインとキャッチコピーがダサいとの声の理由は?
キャッチコピーががらった変わったというのは本当なのか?
これらの点について紹介します。
映画『アクアマン』のポスターはダサい?
早速ですが、ポスターは、こちら!
中央に主人公アクアマンが槍を持って立膝でこちらを向いており、周りには水棲生物がたくさん見えますね。
アクアマンは、海底の王国アトランティスと王であるべき人物で、迫力のバトルシーンはすべて海中で繰り広げられます。
それを表すように、ポスターの舞台は海中ですね。
キャッチコピーは、「海中で、暴れろ」。
コミックとは違ってワイルドな風貌の映画のアクアマンになかなかピッタリのキャッチコピーではないでしょうか。
そんなにダサいようには見えないと思う人もいるかもしれません。
では、本国アメリカでのポスターはどうなっているでしょう。
ご存知のように、ポスターは、各国に映画が展開するときに、その国用に作られます。
題名を含めて説明がその国の言語になったりするから当たり前ですね。
その時、画像自体は、元々のものを使ったり、改変したり、輸出先の国で独自に作られたりとあります。
アクアマンの場合、図柄は大きく変わっていませんが、アメリカ版と印象がだいぶ異なります。
アメリカ版と日本版を比較すると良く分かりますが、まず、色調が明るくなっています。
アメリカ版のデザインは、全体的に暗く、海中の奥深くであることがイメージされています。
大人向けの映画という感じが出ていますね。
一方の日本版は、明るくなっており、海中でバトルが繰り広げられる舞台というよりも、ディズニー映画か何かのファンタジーのような様子になっています。
ポスターの最下部に目を向けると、日本版では、色とりどりのサンゴ礁が加えられています。
サンゴ礁以外の部分は、深い海の底ですから、鮮やかな色を放っていないのに、サンゴ礁だけカラフルで浮いているように見えます。
この全体の中で妙に鮮やかなサンゴ礁が、ポスターと映画の印象をさらに大人向けから、そうでないものに変えています。
このポスターが公開されたとき、アメリカ版との違いから、ネットで話題になりました。
「これは、ラッセンだ」、「ディズニー映画だ」、「なんてひどい改悪だ」などという声が上がりました。
アメリカ版のポスターのデザインは、大人の雰囲気を醸し出しているのですが、その全体的な暗さから、若年齢層にアピールしづらかったのかもしれません。
実際、映画も海中ですから暗いシーンが多いのですが、ポスターからして暗い雰囲気ですと、そういうのを嫌う人や年齢層にそっぽを向けられてしまうのを日本では避けたかったのかもしれません。
もちろん、「これはこれで悪くない」という声もあり、変更には賛否両論です。
しかし、ダサいという声の原因にはもう1つあります。
それはキャッチコピーです。
アメリカ版では、”Home is Calling”となっており、日本語では「故郷が呼んでいる」といった意味合いです。
アトランティス王国の末裔でありながら、地上で成長したアクアマンことアーサー・カリーが、王国に帰還することが表現されています。
アクアマンの静かなたたずまいが、帰還する王の威厳にあっているように思えます。
日本版では、「海中で、暴れろ」。
こちらは、迫力のある戦闘シーンが見どころの映画の内容をうまく表しているのですが、画像とはあまりマッチしていないように見えます。
しかし、好みの範囲であって、「ダサい」と言われるほどのキャッチコピーではありません。
「ダサい」と言われるもう1つの理由は、旧キャッチコピーにあるのです。
以前のキャッチコピーは黒歴史に?
初公開時の日本のポスターは、今のものと違っています。
それが、こちらです。
図柄や画像自体は、現行のものと同じですが、キャッチコピーが大きく異なります。
それは、「すべての魚を味方にする男」。
これのキャッチコピーに対する擁護の声はありませんでした。
すべての「魚」を味方にするとうたっているのに、ポスターには、魚だけでなく、爬虫類であるカメ、哺乳類であるシャチなど、魚以外の生物がたくさん描かれています。
これにたくさんのツッコミが入りました。
アクアマンがコミュニケーションを取れるのは、そして味方にできるのは、魚に限らず水棲生物全般です。
ですから、ポスターでは、魚類以外の水棲生物が描かれているのですが、日本のキャッチコピーでは「魚」としてしまったので、ツッコミを招いてしまいました。
この指摘はもっともですね。
加えて、キャッチコピーが、誤っているというだけでなく、「魅力的でない」、「ダサい」、「かっこ悪い」、と散々でした。
いかにも海底で味方にしたいサメこそ魚類ですが、他の多くの「魚」が味方になっても、心強くないからなのか、評判は良くありませんでした。
この声を耳にしたのか、映画公開日が近づくと、キャッチコピーが「海中で、暴れろ」に変わり、初期のものは見なくなりました。
映画の『アクアマン』の黒歴史になってしまったようです。
ちなみに、最新版では、キャッチコピーの下の説明で、従えるのは「海の生物」となっていて「魚」から、きちんと直っていますね。
まとめ
・『アクアマン』のポスターのデザインは、日本版とアメリカ版で一部異なります。
・日本版ポスターに対して、ダサいや改悪だとの声を含めて賛否両論の声が上がりました。
・公開時にキャッチコピーに、誤りが指摘され、しかもダサいとの評価が多くありました。
・映画公開日が近づくと、キャッチコピーは変わり、初公開時のポスターのキャッチコピーは使われなくなりました。
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