ソパデアホとは、スペインの料理の1つです。
ソパデアホは、スープで、スペインではとてもポピュラーです。
日本人としては、インパクトのある名前ですね。
一体、どういう料理なのでしょうか。
ソパデアホという料理の名前の意味や由来は?
ソパデアホはどんな歴史を持っているのか?
ソパデアホはどこの国のどんな料理なのか?
これらの点について紹介します。
ソパデアホの名前の意味
ソパデアホとは、スペイン語では、sopa de ajoと書きます。
sopa(ソパ)は日本語では「スープ」、de(デ)は日本語では「の」です。
気になるajo(アホ)は、「ニンニク」のことです。
ですから、ソパデアホは、ニンニクのスープ、英語で言えばガーリックスープですね。
それに加えて、フランスパンと卵を加えるという、ソパデアホならではのアクセントが効いています。
ソパデアホの名前の由来
ソパデアホの名前の由来は、「ニンニクのスープ」であることから、ニンニクをベースにしたスープであることに由来しています。
使っているメインの原材料が、名前の意味であり、名前の由来となっています。
知ってしまえば、そのままといえばそのままですね。
しかし、スペイン語を知らない私たちには、インパクトのある名前ですね。
ソパデアホは、スペインの中でも、カスティーリャ地方に由来します。
このため、スペイン語で「カスティーリャのスープ」という別名もあります。
ソパデアホとはどこの国の食べ物?どんな料理?
ソパデアホは、スペインで一般的な料理です。
ニンニクをベースにしたスープです。
2~3人分で4かけほどの多めのニンニクをスライスし、オリーブオイルで炒めたものが、使われています。
スペインはオリーブオイルの一大産地ですから、スペインならではの特徴が出ていますね。
ニンニクは、ちょっとした味付け程度ではなく、ソパデアホのメインの食材で、多めに入っていますね。
他に特徴的なのは、ソパデアホには、角切りにしたフランスパンが入っていて、仕上げに溶いた卵が加えられていることです。
他にも、パプリカのパウダー、ベーコン、生ハムを加えることもあります。
好みによって、コンソメスープの素や、塩、コショウを加えて味を調えます。
スペインでは、ニンニクたっぷりのソパデアホを、風邪の引き初めに飲むそうです。
ニンニクは滋養強壮に良いので、風邪に効きそうです。
ソパデアホの歴史
ソパデアホは、もともとスペインの羊飼いの間で広く楽しまれていた料理です。
裕福とは言えなかった羊飼いたちが、2日ほど経って味が落ちたフランスパンを使ったレシピが広まりました。
このため、フランスパンを加える形が、標準的なソパデアホのレシピになって、今日に至っています。
もともと、作ってから数日経ったフランスパンを加えるのがはじまりだったので、伝統的なソパデアホを作るには、2日ほど経ったフランスパンを使うのが良いとされています。
まとめ
・ソパデアホは、スペイン語でニンニクのスープを意味します。
・ニンニクを大量に使い、フランスパンを加え、溶いた卵をかけて仕上げた料理です。
・カスティーリャ地方が発祥地で、カスティーリャのスープとも呼ばれます。
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