ハーブティーを作るときって、どのようしていますか?
大抵の人は、お湯で入れますよね。
ハーブティーの作り方ってこれだけなのでしょうか?
そんなことはなくてハーブティーは水出しで淹れることもできます。
水出しで淹れた場合、お湯で淹れた場合と何か違うのでしょうか?
一番に気なる効能についてはどうでしょうか?
水出しに適したハーブはあるのでしょうか。
ここでは、これらの点について紹介します。
ハーブティーの水出しでの作り方
夏の昼間や、暑い日に外出から戻ったとき、お風呂上りなどは、冷たい飲み物が飲みたくなりませんか?
そんなときに、冷たいハーブティーは、ぴったりです。
リフレッシュする香りのハーブティーを飲めば、冷たい飲み物で体がクールダウンするとともに、気分も爽快です。
冷たいハーブティーは、お湯で淹れたハーブティーを冷やして作ることができます。
しかし、最初から水でハーブティーを作ることもできます。
水出しのハーブティーの淹れ方は簡単です。
茶葉を後で取り除けるように、フィルター付きのボトルを用意できれば、好ましいです。
しかし、無ければ、単なるガラスやプラスチック製のボトルで構いません。
ハーブの量は、お湯で入れるときより多めに使いましょう。
ちょうど良い量は、ハーブの種類によって違いますので、良く調べてから、お湯で淹れるときよりも多めに入れます。
水は、冷水ではなく、常温の水を使います。
冷水でも良いですが、抽出に時間がかかります。
後は、抽出を待つだけです。
ハーブティーの水出しのベストな時間は?
水出しで淹れる場合は、お湯の場合よりも抽出に時間がかかります。
お湯のハーブティーでは、5~7分、長くても10分ぐらいです。
しかし、水出しで淹れる場合は、ハーブの種類にもよりますが、1~2時間程度、じっくりと時間をかけて抽出しましょう。
冷蔵庫で冷やしながら抽出することもできますが、その場合、4~10時間ぐらい抽出に時間をかけましょう。
ハーブティーの水出しでの効能は?
水出しでハーブティーを淹れた場合、お湯で淹れた場合と、成分は大きくは異なりません。
しかし、ハーブはお湯で淹れた方が、水出しで淹れた場合よりも多くの成分を抽出できます。
成分によっては、水出しだと、多くが抽出されず、求めている効能の元になる成分である場合、狙った効能を得られない場合があります。
また、ハーブの種類によっては、水出しに向かず、抽出が望めないものもあります。
水出しに向かないハーブは、硬くて、成分が水に溶け出さないハーブです。
オレンジピールなどの果物の皮や、フェンネルの種など、リンデンの木の部分などは、お湯で淹れても5分以上かかるような、成分を抽出しにくいハーブです。
こういったハーブは、水出しには向きません。
オレンジピールを水につけておいても、ハーブから成分が溶け出ないので、香りも味もたいして出ません。
当然、効能も期待できません。
こういうハーブは、お湯で淹れて飲むか、アイスで飲みたい場合はお湯で抽出したものを冷やすのが良いでしょう。
同じ理由で、ブレンドハーブを水出しするのもおすすめできません。
抽出されやすいハーブも含まれているでしょうが、逆に抽出されにくいハーブも入っている可能性があるからです。
効能を期待して様々なハーブがブレンドされているのに、そのハーブの中に水出ししにくいハーブが入っていれば、求めた効能は得られません。
ハーブティーは、水蒸気が鼻から吸入されて薬効が期待される場合、水出しで淹れると、効能が得られません。
こういう類のハーブティーは、水出しで淹れるのに向きません。
同じ理由で、お湯で淹れはしたものの、アイスで飲むのも、効能を得られないので、避けた方が良いでしょう。
味も、全てのハーブがしっかりと抽出されるのを前提にブレンドされているので、一部のハーブの味が出ないと、ちぐはぐな味になりかねません。
逆に、水出しのメリットもあります。
ハーブティーを水出しで淹れると、苦味や渋みが抑えられます。
これは、ハーブに含まれているタンニンやカフェインが、低温の水では抽出されにくいからです。
緑茶も、推奨される淹れ方は、熱湯よりも低い温度のお湯を使うことです。
苦味や渋みが抑えられれば、口当たりがまろやかになります。
これは、ごくごく飲みたい冷えたハーブティーを楽しむのにぴったりですね!
水出しのハーブティーにカモミールがおすすめ
水出しに良く使われるハーブには、マテ、ハイビスカス、マロウブルー、ペパーミントなどのミント、カモミールなどがあります。
これらのハーブは、水でも、色や成分が短時間で出やすいです。
中でも、日本人に人気のカモミールがおすすめです。
カモミールティーは、リラックス効果や安眠効果が期待できるハーブティーです。
しかし、一方で、若干の苦味と渋みがあります。
人によっては、せっかく良さそうな効能を持つカモミールティーを試してみたのだけど、味が受け付けずに、飲み続けられなかった経験を持つ人がいます。
こういった苦味や渋みは、緑茶などと同じく、熱湯で淹れると強く出てしまいます。
低温の湯で淹れれば、苦味や渋みはかなり和らぎます。
水出しで淹れれば、もちろん、苦味や渋みはほとんどなくなりますから、カモミールの効能を得たいけど、味が苦手という人にぴったりです。
ぜひ、試してみて下さい。
まとめ
・水出しで淹れられるハーブティーがあります。
・果物の皮や木の部分などの硬いハーブは水出しに適しません。
・水出しの場合、抽出時間は長めに、1~2時間くらいかけましょう。
・成分によっては水出しでは抽出されにくいので、効能が得られない場合があります。
・カモミールの効能を得たいけど味が苦手な人には、カモミールの水出しがおすすめです。
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