もはや国民的キャラクターと言えるポケモン。
なかでもピカチュウは大人気ですよね。
そんなポケモンがなんとハリウッドで実写映画化されたと世間を驚かせた『名探偵ピカチュウ』。
しかし、なぜピカチュウが探偵なのでしょう。
しかも、あのかわいい声で「ピカピカ」と鳴く代わりに、人間の言葉を話し、声も渋い。
謎だらけです。
ここでは、名探偵ピカチュウに元ネタはあるのか?
声優がおじさんなのに理由や元ネタとの関係はあるのか?
これらについて気になり、調べたので、紹介します。
映画『名探偵ピカチュウ』の簡単なあらすじ
舞台は架空の都市ライムシティ。
かつてポケモン・トレーナーになることを夢見ていた21歳のティムは、優秀な探偵で父ハリーがある日行方不明になった理由を調べ始めます。
ある日、ティムが自宅に戻ると、怪しい物影が。
追い詰めると、それはピカチュウ。
このピカチュウ、人間の言葉を操るのですが、理解できる人間はなぜかティムだけで、ティムもビックリで、自分の言葉を解する人間にずっと会えなかったピカチュウもビックリ。
聞くと、ピカチュウは記憶を失っており、帽子の中に書かれた住所を訪ねてきたところ、ティムの家だったとのこと。
このピカチュウ、声は成人男性で、なぜか女性に弱い!
しかし、自分も探偵であると言い、ティムの父親捜しを手伝うと言い出しますが…
映画「ピカチュウ」に元ネタはある?
ピカチュウの実写版が制作されるのは理解できるとして、なぜ「名探偵」なのでしょうか?
映画『名探偵ピカチュウ』には元ネタがあり、それはゲームで、2016年発売のニンテンドー3DS用ソフト『名探偵ピカチュウ』です。
映画は、タイトルもゲームソフトのものをそのまま使っています。
タイトルだけでなく、多くの設定も踏襲しています。
ゲーム版『名探偵ピカチュウ』でも、タイトルの通りピカチュウは探偵であり、人とポケモンが共存する街ライムシティが舞台です。
映画の主人公と同名のティム・グッドマンは、行方不明の父ハリー・グッドマンを探すためにライムシティを訪れ、そこで、ハリーの元相棒のピカチュウと出会い、相棒になります。
ティムは人間からの聞き込みで情報を仕入れ、ピカチュウはポケモンたちから話を聞き出し、それぞれが集めた情報から事件の真相に迫っていきます。
映画のようなアクションの要素はありません。
ピカチュウのキャラの設定も、ゲームソフト版に忠実で、やはり人間の言葉を話すことは話すのですが、やはり理解できるのはなぜかティムだけで、コーヒーときれいな女性が大好きと、中身はおっさんです。
しかし、探偵であるハリーの相棒だったためか、探偵として優秀です。
ピカチュウの声がおっさんの理由は元ネタと関係ある?
映画のオリジナルの英語版では、ピカチュウの声優は、中年の俳優ライアン・レイノルズです。
日本語吹き替え版では、レイノルズほどのおっさんではありませんが、俳優の竹内涼真と、やはり成人男性です。
これには、理由があるのでしょうか。
これも、映画の元ネタのゲームソフトに関係します。
ゲーム版のピカチュウは、中身がおっさんのようなのですが、話す声もベテランの声優大川透が務めているのです。
このため、ゲームに基づいた映画でも、ピカチュウの声は成人男性が努めています。
大川は、海外の映画やドラマの吹き替えを数多く担当して来ています。
ゲームソフトの制作者たちは、「ピカチュウを探偵に」から始まり、「探偵ならしゃべってはどうか?」を経て、「探偵なら、経験豊富なおっさんはどうか」と、アイデアが積み重なり、おっさんのような中身で声もおっさんのピカチュウ像が出来上がりました。
制作の過程で、これまでのピカチュウのイメージを木っ端みじんにするので、受け入れられるのか不安だったそうですが、社内や発売後も好評だったとか。
映画は、これらのゲームソフトの設定に忠実に再現して、見事、おっさん声のおっさんのピカチュウが実写で実現されました。
アメリカでおっさん声のピカチュウの予告が公開されるや、SNSで話題になったピカチュウですが、きちんと理由がありました。
まとめ
・元ネタは同名のゲーム『名探偵ピカチュウ』で、多くの設定がゲームの設定に基づいています。
・ピカチュウの声が成人男性である理由も元ネタのゲームでピカチュウの声が成人男性だからです。
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