劇場で公開された初めてのCGフルアニメーションの長編映画であるトイストーリー。
おもちゃの世界を描いていて子どもにも大人気。
ですが、ストーリーや登場人物の描き方もしっかりしていて大人にも人気です。
何作も続編が作られるほどの人気ぶりです。
そんな登場人物の中に、ボー・ピープという杖を持った女性が含まれます。
ウッディやバズのような主役級ではないですが、トイ・ストーリー1と2では、主人公ウッディの恋人として登場しました。
トイ・ストーリー3では登場しませんでしたが、4では準主役として復活を遂げます。
そんなボー・ピープですが、何をモデルとしたキャラクターなのでしょう。
ボー・ピープの由来や元ネタは何のか?
どういうおもちゃなのか?
ボー・ピープの人形は実在するのか?
これらの点について、紹介します。
ボー・ピープとは?元ネタは何?
ボー・ピープは、トイ・ストーリー2でジェシーが登場するまで、アンディのおもちゃの中で紅一点の存在でした。
ウッディの恋人であり、大事な登場人物です。
ボー・ピープは、羊飼いの少女で、ドレスを着て、杖を持っています。
ボー・ピープは、映画のために一から創作されたキャラクターではなく、元ネタ、モデルがいます。
おそらく、トイ・ストーリーが生まれたアメリカでは、映画でボー・ピープを見た人には、元ネタが何なのかは、すぐに気づいたでしょう。
しかし、ほとんどの日本人にはわからないと思います。
というのも、ボー・ピープは、英語圏で子どもが必ずと言ってよいほど親しむ絵本マザー・グースの登場人物を元にしているからです。
マザー・グースでは、”Little Bo Peep”と言い、「小さなボー・ピープ」です。
羊飼いという設定は映画と共通していますが、マザー・グースでは少女です。
マザー・グースでは、羊たちを見失って悲しんでいるボー・ピープを、心配しなくても羊たちは戻ってくるから大丈夫だよと、慰める詩の主人公です。
ボー・ピープの名前の由来は何?
“Bo Peep”という言葉は、英語で、日本の「いない、いない、ばぁ」と同じ遊びをするときに使う言葉です。
“Bo”は、誰かをびっくりさせるときに言う言葉で、日本語の「ばぁ」に音も良く似ていますね。
“Peep”は、「のぞき見する」という意味です。
“Bo!”と言って子どもをびっくりさせて、”Peep”と、ちらっと見る、という感じですね。
この遊びの掛け声そのままの名前を持っているのが、マザー・グースの小さなボー・ピープであり、トイ・ストーリーのボー・ピープです。
ボー・ピープはどんなおもちゃ?
トイ・ストーリーは、「トイ」との題名の通り、メインの登場人物はおもちゃたちです。
主役のアンディは、ひもを引っ張るとセルフをしゃべる人形。
バズも声が出たり、光が出たりする人形ですね。
他の仲間たちも、おもちゃです。
ところが、ボー・ピープは、おもちゃではありません。
彼女は、実は電気スタンドについている飾りの人形で、陶器製です。
ですから、ボー・ピープは、「おもちゃ」ではないんですね。
でも、他の「おもちゃ」たちからも仲間として受け入れられています。
陶器製なので、他のおもちゃたちの様に激しく動くシーンでは登場しませんね。
そういうアクションは、粉々に壊れることに繋がるので、彼女には苦手なのですね。
ボー・ピープのおもちゃの人形は実在する?
映画に出てくるようなポー・ピープと羊の飾りがついた電気スタンドは実在しないようです。
しかし、ポリ塩化性ビニル製の人形が製造されたことがあり、実在します。
映画のボー・ピープそのままですね。
とても忠実に作られています。
まとめ
・ボー・ピープは、マザー・グースの中の羊飼いの少女「小さなボー・ピープ」を元ネタとしています。
・「ボー・ピープ」という言葉は、日本の「いないいないばぁ」と同じ遊びで使う掛け声です。
・ボー・ピープは電気スタンドについている飾り用の陶器製の人形です。
・ボー・ピープのポリ塩化性ビニル製の人形が実在します。
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