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サフラワーティーの特徴と効能は?おすすめのブレンドも紹介

ハーブティー

サフラワーティーは、サフラワーの花で淹れたハーブティーです。

サフラワーは、和名が紅花で、赤や黄色の染料として古くから使われてきました。

染料として使われることから分かるように、鮮やかな黄色や赤の花を咲かせます。

食用油の原料としても有名です。

サフラワーとサフラワーティーの特徴はどんなものでしょう。

サフラワーティーの特徴や効能は?

おすすめのブレンドはあるの?

これらの点を含めて紹介します。

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サフラワーの特徴

学名 Cartbamus tinctorius
分類 キク科 ベニバナ属
和名 紅花(べにばな)、末摘花(すえつむばな)
ティーに使う部分
主要成分 脂肪酸、リグナン、フラボノイド、ステロール

サフラワーの植物としての特徴

サフラワーは、キク科ベニバナ属の植物です。30cm~150cmほどの高さを持ち、先端に、アザミに似た黄色、オレンジ色、赤色の球状の花を咲かせます。

和名は紅花です。

紅花との呼び名以外に、末摘花と言う名前で万葉集に登場します。

他にも、当時の中国である呉から来た藍ということで「呉の藍」と呼ばれました。

この「クレノアイ」がなまって「クレナイ」となり、これが「紅」の語源となっています。

原産地は地中海沿岸またはエジプトと考えられています。古くから世界各地で染料や医薬品として世界各地で栽培されてきました。

現在では、カザフスタンが最も最大の生産量を誇り、他には、インド、アメリカ、メキシコなどで多く生産されています。

サフラワーの歴史

サフラワーは、人類最古の作物の1つです。古代エジプトの織物に、サフラワーから作られた染料が含まれていることが分かっており、サフラワーから作られた装飾品がツタンカーメンの墓で発見されたりもしました。

日本には、4世紀~5世紀ごろに、シルクロードを経て中国・朝鮮を通って渡来したと言われています。当時は、金と同じく無い貴重な物でした。

サフラワーの有用な特徴や用途など

サフラワーは、伝統的に、染料として使うことを目的に栽培されてきました。

サフラワーを発酵・乾燥させて、紅色の染料や、食品の着色料、口紅などに使用されてきました。

しかし、科学的に合成可能で安価に生産可能なアニリン染料に取って代わられつつあります。

サフラワーの花はサフランの安価な代用品として料理に用いられることがあり、このことから英語では「バスタードサフラン」とも呼ばれます。

今日では、サフラワーは、その種子から抽出された植物油として有名で、サフラワー油(ベニバナ油)の生産の目的で栽培されています。

サフラワー油は、サラダ油として用いられたり、マーガリンの原料として用いられたりしています。

サフラワー油は、インドの伝統医学アーユルヴェーダで、咳やのどの痛みを和らげるために使用されます。

花、茎、葉は、食べることができます。葉はサラダなどに利用されます。

染料や着色料、近年の油としての用途以外にも、生薬、薬膳としても使用されます。

日本では、生薬として日本薬局方に収録されています。

サフラワーは、体を温める作用を持ち、血行不良を改善する効能を持ちます。

このため、冷え性に役立ちます。

また、月経痛や月経不順などの女性特有の不調に対して使われます。

サフラワーは、フローラルでありながらスパイシーな独特な香りがします。この香りには好き嫌いが分かれるようです。

サフラワーティーの作り方

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サフラワーティーの作り方を紹介します。

サフラワーティーの材料

サフラワーティーを淹れるのに使うハーブは、サフラワーの花を乾燥させたものです。

栽培したサフラワーの花を使う場合は、必要な量を用意したら、洗って陰干しします。

サフラワーティーの淹れ方

サフラワーティーを淹れるには、1杯分の150ml~180mlのお湯に対して、ティースプーン1杯分が目安の分量です。抽出時間は7分ほどです。

抽出すると、きれいな橙色になります。抽出時間によっては、濃い目の色になります。

サフラワーティーの特徴

サフラワーティーの特徴を紹介します。

サフラワーティーの味と香りについて

ハーブティーに使用される乾燥したサフラワーには、サフラワー独特のスパイシーな香りが残っています。

しかし、お湯を注ぐと、香りは和らいでいきます。

飲み頃のときには、サフラワー独特の香りが気になる人も、サフラワーティーを楽しむことができます。

口当たりはマイルドで、あっさりしていているため、飲みやすいです。

サフラワーティーのおすすめの飲み方

サフラワーティーは、シングルで楽しむことができます。

独特の匂いの割にあっさりしている味なので、物足りないと思う場合、はちみつやレモンを加えると、おいしく飲むことができます。

夏は冷やして飲むのもおすすめです。

サフラワーティーのおすすめのブレンド

リラックス効果を加えるために、カモミール、マローブルー、リンデンなどとブレンドするのがおすすめです。

サフラワーティーと同じく、女性ホルモンのバランスを整える効能を持つチェストベリーとブレンドするのも、効果的です。

サフラワーティーの効果・効能について

サフラワーティーの効果や効能にはどのようなものがあるでしょう。

サフラワーティーの主要な成分

サフラワーティーの主要な成分は、脂肪酸、リグナン、フラボノイド、ステロールです。

リグナンは、女性ホルモンであるエストロゲンに似た作用や抗酸化物質として働く食部エストロゲンの主要な1種類です。

フラボノイドは、植物の色素の成分で、サフラワーティ―では、黄色の成分であるサフラワーイエローなどが含まれます。

ステロールは、植物の脂質の一種で、これの動物版、つまり動物の脂質がコレステロールです。

ステロールは体内にほとんど吸収されません。

サフラワーティーの効能

サフラワーティーは、血行を促進する効果が期待できます。

このため、冬場や、夏場にオフィスの冷房が強すぎると感じる人などにおすすめです。

他にも、エストロゲン様作用を通じて、女性ホルモンのバランスを整え、月経痛や月経不順を緩和する効能を持ちます。

このことから、生理のときの症状が辛い人にもおすすめです。

冷えは生理痛を悪化させますから、血行を改善する効能も持つサフラワーティーは、うってつけです。

サフラワーティーは、こういった血行を促進したり、月経痛や月経不順を緩和する効能から、女性にうれしいハーブティーです。

まとめ

・サフラワーは、生薬、薬膳としても使用され、体を温める作用を持ち、血行不良を改善する効能を持ちます。月経痛や月経不順などの女性特有の不調にも役立ちます。

・サフラワーティーは、フローラルでスパイシーな独特な香りがします。冷えや生理がつらいと感じる方におすすめです。

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