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フラムクーヘンとピザの違いは?料理の名前の意味と由来についても

ドイツ料理

フラムクーヘンという食べ物の名前を聞いたことがあるでしょうか?

フラムクーヘンは、ドイツの料理の名前です。

ドイツ南西部ともフランス北東部ともいえるアルザス地方の郷土料理です。

2010年代の中ごろから日本でも注目が集まり始めました。

しかし、それでも、まだまだ知られていない料理です。

そんなフラムクーヘンは、良く似たピザととどう違うのか?

フラムクーヘンの名前の意味や由来は?

これらの点について紹介します。

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フラムクーヘンの名前の意味は?

フラムクーヘンは、ドイツ語です。

フラムは、日本語では「炎」です。

続くクーヘンは、日本語では、ケーキです。

日本でもとても有名なスイーツであるバウムクーヘン、これもドイツ発祥で、フラムクーヘンと同じ「クーヘン」を含んでいます。

ちなみに、「バウム」は日本語で「木」を意味し、バウムクーヘンの断面が、切り株の年輪に似た模様を持っていることから名づけられました。

フラムクーヘンは、「炎のケーキ」となるのですが、砂糖などが加えられて甘みを持った食べ物ではありません。

フラムクーヘンとはどんな料理?由来は?

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フラムクーヘンは、とても薄くなるまで伸ばしたパン生地を焼いたものです。

引き伸ばされた生地を高温で、短時間だけオーブンで焼いて作ります。

当時は、薪のオーブンの強烈な熱でしたから、ほんの1~2分の焼き上げ時間でした。

今日では、火力の違いや、オーブンの温度やトッピングによりますが、生地の端がパリッとする程度までの短い時間で、250℃で10分か、それ以下でもという、とても短い時間だけ加熱します。

焼き上がりは、ピザに良く似ています。

生地が極めて薄いので、パン生地でも、パンを焼き上げる場合のような時間はかかりません。

フラムクーヘンは、一説によると、農夫がパンを焼く準備として、釜の温度を推測するために、焼いて作ったことが起源と言われています。

このように、フラムクーヘンは、もともと砂糖を含んだような料理ではありませんが、ドイツ語の「クーヘン」は必ずしも甘みを含んだものに限られず、小麦や卵を使った料理を指すので、フラムクーヘンと呼ばれるようになったのでしょう。

生地の形は、通常は、一辺は20cm前後の四角形状に作り、2mm程度の厚さまで引き延ばします。

フラムクーヘンは、生地に加えて、色々な具材をトッピングとして使うことができ、スライスした玉ねぎとベーコン、マッシュールーム、サワークリーム、チーズ、サーモンなどが良く使われます。

他にもリンゴ、洋ナシ、シナモンなどの甘みを伴うトッピングも使われます。

極薄の生地から焼いているので、食感はパンとはだいぶ異なり、ぱりぱりとしています。

フラムクーヘンは、レストランやカフェでの軽食のメニューとして人気があります。

フラムクーヘンは、アルザス地方の料理ですから、フランス語の呼び名もあり、フランス語では、タルトフランベと呼ばれます。

パイ生地を使ってはいませんが、タルトと呼ばれ、またフランベの工程は取りませんが、フランベとの語を含んでいます。

フラムクーヘンとピザとの違いは?

フラムクーヘンの焼き上がりはピザに良く似ていて、特に生地の薄いローマ式のピザに似ています。

両者は生地が違っていて、ピザはピザ生地を焼いて作るのに対し、フラムクーヘンの生地はあくまでもパン生地です。

パン生地は、一次発酵の後に、パンをふっくらとさせるために、さらに二次発酵させます。

一方、ピザ生地は、二次発酵させません。

しかし、パン生地を使ってもフラムクーヘンの生地は極薄で、出来上がったときにパン特有のふくらみがありませんから、パン生地から作っていてもフラムクーヘンは、ローマ式のピザと大差ありません。

まとめ

・フラムクーヘンは、ドイツ語であり、日本語では「炎のケーキ」を意味します。

・フラムクーヘンは、ドイツ南西部・フランス北東部のアルザス地方の郷土料理です。

・フラムクーヘンは、極薄のパン生地を、トッピングを加えて焼いたものです。

・フラムクーヘンは、焼き上がりは薄いピザに良く似ていますが、生地はパン生地であり、ピザ生地を使うピザとは、この点が異なります。

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