ハイビスカスティーは、ローゼルの花や果実で淹れたハーブティーです。
「ハイビスカスティー」なのですが、ローゼル種の花を使っています。
「ハイビスカス」はアオイ科フヨウ属の植物の総称で、ローゼルがアオイ科フヨウ属に属しているため、ローゼルのティーがハイビスカスティーと呼ばれるのです。
とてもきれいなルビーのような赤色をしたティーですが、どんな味がするのでしょうか?
すっぱいとかまずいとか聞きますが、どうなのでしょう?
ビタミンCやクエン酸が入っていると聞きますが、どれほどなでしょうか?
ハイビスカスティーの味はすっぱい?
ハイビスカスティーは、華やかな甘い香りがします。
この香りから味も甘いものを想像します。
実際のところ、味はどうなのでしょう。
香りと同じように甘いのでしょうか?
期待に反して、味は、すっぱいです。
しかも、かなりのすっぱさです。
人によっては、梅干し並みにすっぱいと形容します。
梅干しほどではないと思いますが、それでも酸っぱいです。
しかし、酢のようなツンとするような酸味とは違います。
酸味が苦手な人は、砂糖やはちみつを多めに加えると、飲みやすくなります。
そういった主張の強い味をしたハイビスカスティーですが、女性に人気があります。
それはなぜでしょう。
ハイビスカスティーはビタミンCが豊富
ハイビスカスティーは、各種のビタミンを含んでいるのですが、なかでもビタミンCを多く含んでいます。
このビタミンCがハイビスカスティーの酸味の原因の1つです。
ビタミンCといえば、身体に必須なビタミンの中でも、身体の様々な個所で必要とされる。大事なビタミンです。
特に、美容に役立つビタミンとして、良く知られています。
これは、ビタミンC体の細胞と細胞を結ぶコラーゲンというたんぱく質を作るのに役立つからです。
ビタミンCを摂取すると、肌のコラーゲンがしっかりと作られ、肌のきめが細かくなるのです。
ビタミンCは、他にもストレスに対処するときにも使われ、ビタミンCが不足すると、ストレスに弱くなります。
ハイビスカスティーは、1杯分150ml~180mlで、約28mg~33mgほどのビタミンCを含んでいます。
これは非常に多い量です。
ビタミンCを摂るためのハーブティーとして優れています。
ハイビスカスティーはクエン酸が豊富
ハイビスカスティーは、クエン酸も多く含んでいます。
クエン酸だけでなく、ハイビスカスティーは、リンゴ酸、酒石酸や、ハイビスカスに特有のハイビスカス酸などの有機酸を含んでいます。
クエン酸は、レモンなどの柑橘類や梅干しに多く含まれている成分で、他のリンゴ酸、酒石酸、ハイビスカス酸は、いずれも酸っぱさの成分です。
ハイビスカスティーは、ビタミンCに加え、これだけ多くの酸味成分を含んでいるので、すっぱいのです。
クエン酸は、疲労の防止や回復に役立ちます。
体の中でエネルギーを作るときにクエン酸が必要で、クエン酸を補給することで、より多くのエネルギーが作り出されます。
ビタミンCも疲れの原因となる活性酸素を退治するので、ビタミンCとクエン酸の両方を含んだハイビスカスティーは、疲労対策として優れモノです。
まとめ
・ハイビスカスティーは強めのすっぱい味がします。
・ハイビスカスティーは美容や疲労防止などに役立つビタミンCを豊富に含みます。
・ハイビスカスティーはクエン酸を豊富に含みます。
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