『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』は、敵と戦うことがメインの「アベンジャーズ」と違って、シリーズの全体に影響する重要な内容が登場しますね。
ストーリーが謎解きを含むようになってきて、映画だけではよくわからないシーンも出てきました。
その1つが、ソーが泉に入るシーン
あの泉は何のか?
どうしてわかりにくくなったのか?
これらについて、調べたので、紹介します。
エイジ・オブ・ウルトロンでソーが泉に入る前後のシーンについて
アベンジャーズ加入前のワンダの能力によってバナー博士は錯乱し、ハルクとなって、ヨハネスブルクの街を破壊します。
トニー・スタークは、ハルク用の強化アーマー「ハルクバスター」を身に着け、ハルクの暴走を食い止めます。
しかし、ヨハネスブルグに甚大な被害を与えてしまったアベンジャーズたちは、世間から批判され、一時的にクリント・バートンの家族が暮らす農場に避難します。
そこで、ソーは、気なることがあると言って、農場を離れ、ロンドンにいる宇宙物理学者で友人のエリック・セルヴィグ博士を訪ねます。
セルヴィグ博士とともに洞窟を訪れたソーが泉に入ると、ソーは様々な映像を目にします。
ソーが入る泉の正体は?
このシーンは、ソーが泉に入っている間に見る映像が、かなり断片的で、しかも各シーンが短い時間しか映りません。
その中には、ソーが慣れ親しんだ人や、ロキの杖、四次元キューブなどが映り、最後に、次々とカラフルな石が映ります。
これらの石は、インフィニティ・ストーンと呼ばれる特殊な力を持った、今後の展開に重要なアイテムです。
ソーは、映像を見た後で、色々と理解できたようですが、視聴者には泉の意味がよくわかりません。
あの泉は、運命の女神ノルンの信託を受けられる泉で、地球のどこかに存在します。
ソーの一族アスガルド人は、太古から地球に来訪しているので、そのことが絡んで、あのような特殊な力を持った泉が地球に存在するようになったと思われます。
ソーが泉の存在を最初から知っていたのかは、映画ではよくわかりません。
しかし、セルヴィグ博士はソーの父オーディーンなどについて語る北欧神話に詳しいので、セルヴィグ博士なら泉の場所を突き止める手助けをしてくれると考え、セルヴィグ博士を頼ったと思われます。
泉のシーンがわかりにくくなったのは編集が原因?
あの泉のシーンは、よくわからないと評判です。
実は、映画が現在の形になるまでに、編集により多くのシーンが削除されています。
上映時間をある程度の長さに収めるために致し方ないことです。
泉のシーンも然りで、本来のシーンでは、ソーが泉に入ると、目の色が変わって、何かに取り憑かれたようになり、セルヴィグ博士の質問に答えていきます。
このやり取りの中で、インフィニティ・ストーンが明らかになっていきます。
これが、信託を受けていたことをよく表現していて、泉の性質を描いていました。
blue rayでは、特典映像として、この削除されたシーンを見ることができます。
泉のシーンは、うまく撮影できたのですが、編集のためにカットされるシーンを選ぶ過程で、視覚効果などを施す前の映像だったことや、ストーリーの本質から若干外れていると判断されたなどの理由で、試写で視聴した人からあまり評価を得ませんでした。
このため、あえなく、本編からは削除されてしまいました。
確かに、泉のシーンは、ウルトロンとの対決には重要ではないかもしれません。
しかし、この映画は、単にウルトロンとの対決を描くだけでなく、「アベンジャーズ」シリーズや、マーベル・シネマティック・ユニバースの一連の物語の中で、重要なことが明かされる作品ですから、どうにか残してほしかったですね。
まとめ
・泉は本来は女神ノルンからの信託を受けるための場所です。
・本編に向けた編集が原因で、信託を受けていることが伝わらないシーンになってしまいました。
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